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9月23日(土)の午後「その日のまえに」重松清著(文藝春秋)を読みました。 重松清さんは、1963年3月6日 岡山県久米町(現在の津山市)生まれ。山口県で中学・高校を過ごし早稲田大学教育学部を卒業。 角川書店OBのフリーライター、直木賞作家だ。 本の目次は、以下のとおり。 ひこうき雲 朝日のあたる家 潮騒 ヒア・カムズ・ザ・サン その日のまえに その日 その日のあとで どの作品も「その日のまえに」という共通のテーマから、人生の意味、親子の意味、夫婦の意味、友だちの意味を考えさせてくれる物語でした。 ちょうど その日の夜9:03-10:48、BS2で寅さん映画の第32作、「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」を放送していました。 1983年12月28日公開という13年前の映画です。 備中松山城で有名な JR伯備線の備中高梁(びっちゅうたかはし)駅のそばのお寺を舞台にした映画で、お寺の出戻りの娘さんが竹下景子さん、その弟が中井貴一さんでした。 さくらの夫である諏訪博の父、諏訪先生の葬式に参列できなかった寅さんが 1年後の墓参りに行った寺の手伝いをして、檀家の法事の説教などを手伝い、諏訪先生の家の法事にまで参加してしまっての騒動だが、「その日のあと」の家族の行き違い、高齢の住職の「その日のまえ」の お寺の跡継ぎの心配などを 備中高梁の風景とともに丁寧に描いた作品でした。 小説の方も、7作品とも 「ひこうき雲」は 同級生と認知症の出ている母の2つの「その日のまえ」を、「朝日のあたる家」は 夫の死後一人娘を育てる福田先生の「その日のあと」を、「潮騒」は ガンの宣告を受けて余命3ヶ月と言われた男の「その日のまえ」を、「ヒア・カムズ・ザ・サン」は ガンの宣告を受けた後の母親と一人息子との気持ちを描いた作品でした。 「その日のまえに」は、 妻が告知を受けて治療を続け最後の入院のまえに新婚時代に住んだ町を二人で訪ねる物語です。 「その日」は、最後の治療のため1月に入院した妻が4月に「その日」を迎えるまでの2人の子供との交流の物語です。 「その日のあとで」は、「その日」のあと3ヶ月の家族の交流と 3ヶ月経って少しずつ記憶から薄れそうになった時期に 妻の残した手紙をもらって、 夫が考えたこととその後の行動を描いた物語です。 どの作品も、人間について、人生について、夫婦について、親子について、色々なことを考えさせてくれる 素晴らしい短編小説であり、続けて読んでいたら 部屋の床に水たまりができてしまいました。 重松清先生の作品は、児童文学の大家として学校の読書感想文コンクールなどで課題図書に取り上げられることが多いが、これは親子で何回も読み返す価値のある作品だと思いました。 参考ホームページ : 文藝春秋ホームページ http://www.bunshun.co.jp 文春ウェブ文庫 http://www.bunshunplaza.com 早稲田大学教育学部 http://www.waseda.jp/edu/general/index.html 高梁市 http://www.city.takahashi.okayama.jp/ 備中松山城 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E5%9F%8E_%28%E5%82%99%E4%B8%AD%E5%9B%BD%29 高瀬事務所 http://www.e-adviser.jp/tmitakase/ ![]() その日のまえに
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