「「 歌集 森は海の恋人 」熊谷龍子(北斗出版)」読みました!

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   畠山重篤さんの 「日本〈汽水〉紀行   「森は海の恋人」の世界を尋ねて」を読んだ後、「森は海の恋人」運動の名づけ親である 宮城県気仙沼市  北 陸前(きたりくぜん)手長野の 柞の森(ははそのもり)の雑木林の中にすむという 林業家、田園歌人 熊谷龍子さんの歌を 是非読んでみたいと思いました。 
で、早速注文して、到着してすぐ読ませていただきました。

   「 歌集 森は海の恋人 」熊谷龍子 著(北斗出版)の目次は、以下のとおり。

 森への想い      牡蠣の森を慕う会  畠山重篤

 森は海の恋人    熊谷龍子歌集 
    柞の森
    錠剤
    朱夏
    沓い時間
    水界
    草の庵
    沓い視線
    羊歯植物
    呪詛
    現在形
    植物界
    金雀枝
    秋から冬へ
    県境
    他人の時間
    風中のわれは
    すでに秋
    水源地
    春のピエロ
    森のいのち
    冬芽の森
    冬の領域
    汽水域
    雪女
    方形の硝子
    森の時間
    縮図
    北の扉
    天の配剤
    森は海の恋人

  森からの視点  熊谷龍子



   森は海の恋人というキャッチフレーズを、畠山さんが考えた素になった歌は、

     「 森は海を 海は森を 恋いながら  悠久よりの 愛紡ぎゆく  」

という 一首らしい。
   その意味する歌心は、その地に生を享け 終えるまで寡黙に立ちつくす 樹のまわりには 風や月や小鳥や雲や人がきて 話しかける。 樹の集合体である森は、悠久よりの とおい時間の中に組み込まれながら、ひたすら有史以来の宇宙を見つめ続けている。 「森」と「海」、それは、いにしえから現在に至るまで、天の配剤のように 此方と彼方に存在している。 様々の生態系の中で、生命の原点としての森は、これからも彼方の「海」と呼応しながら生き続けよう。 ---という、時空を超える悠久の生命への愛の心のようだ。

     「 風花や 小鳥や雲や 風たちや 佇ち尽くす樹を 見舞うものたち  」
     「 地表に 水満ちるまでの 刻想う 沓い時間と 誰か呼ぶべき    」
     「 森のそびら 辿りてゆけば 海に逢う 悠久よりの 生態系は     」
     「 森は此方に 海は彼方に 生きている 天の配剤と 密かに呼ばむ  」

   どの歌も、時間・空間の拡がりを伝えるダイナミックな歌で、視点の高さと 視野の広さに圧倒されました。



参考ホームページ  :

北斗出版        http://www.th-box.com/honkomi2/hokuto/

牡蠣の森を慕う会 http://www.alpha-p.gr.jp/hatakeyama/hatakeyama1.html  

高瀬事務所  http://www.e-adviser.jp/tmitakase/




この記事へのコメント

牡蠣の森を慕う会
2010年09月08日 23:21

宮城県 牡蠣の森を慕う会(代表 畠山重篤、水山養殖場)と申します。
ホームページ等で代表に関するコメントを頂いている方にコメントさせていただいています。

このたび畠山重篤エッセイブログの掲載を開始いたしました。
水山養殖場WebStoreホームページよりご覧いただければ幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。

(水山養殖場WebStore HP管理者 http://mizuyama-oyster-farm.com

重複のご案内の場合はご容赦ください。