「「沈黙の森」北日本新聞社編集局(北日本新聞社)」読みました!

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   「沈黙の森」北日本新聞社編集局編著(北日本新聞社)」を読みおわりました。

   2005年11月26日(土)午後1:30-4:30  「これから輝く田舎暮らし」をテーマに  富山国際会議場で開催された「とやま自然元気大学特別フォーラム」の帰りに 記念に買った本です。

当日のプログラムは、以下のとおりでした。
基調講演① 午後1:35-2:20 
演題  「語りは心の絵画~語り伝える大切さ」
    講師は、(オーライ!ニッポン)副代表  平野啓子さん
基調講演② 午後2:20-3:05 
演題  「森は海の恋人~森と海の結婚」
    講師は、(牡蠣の森を慕う会)代表  畠山重篤さん
パネルディスカッション 午後3:15-4:30
  コーディネーター  北日本新聞社政治部部長デスク  木村聡さん
  パネリスト       平野啓子さん      基調講演者
  パネリスト       畠山重篤さん      基調講演者
  パネリスト       鏡森定信さん      富山大学医学部教授
  パネリスト       長谷川由美さん    NPO法人アイ・フィール・ファイン理事長
  パネリスト       長崎喜一さん     「夢創塾」塾長

  (11月26日の ブログのとおり。 http://takase-fp.at.webry.info/200512/article_2.html )


  「沈黙の森」北日本新聞社編集局編著(北日本新聞社)は、2004年の秋から初冬にかけて 富山県内に多数出没したクマ問題を 山林放棄という形で森林荒廃が深刻化して 人里に クマの行動半径が広がってきた 地域環境破壊の結果であると想定した地元の北日本新聞社が、「地球規模で考え、地域で行動する」という視点で 丁寧に取材を続け、2004年12月5日から2005年6月24日まで連載した企画「沈黙の森」106回シリーズと、2004年12月7日(火)から2005年6月28日まで火曜日朝刊に連載した「里山に生きる」29回シリーズ、2005年1月12日(水)から4月6日まで水曜日朝刊に連載した「とやま幻の生き物たち」12回シリーズなどの関連企画記事やシンポジウム
などの記録をまとめたものだ。
森林と里山再生事業の始まる原動力となった 企画連載記事であり、宮城県気仙沼湾の畠山重篤さんの「森は海の恋人」をキャッチフレーズとする牡蠣の森の植林運動ともつながっている。
( 89ページ)( http://takase-fp.at.webry.info/200512/article_18.html ) 
さらに原因は逆でも結果としての植林運動という面では、ケニアのノーベル平和賞受賞者 ワンガリ・マータイさんの「グリーンベルト運動」ともつながっている。
( 148ページ)( http://takase-fp.at.webry.info/200506/article_21.html )
 
 本の目次は、以下のとおり。

序の言葉
沈黙の森
プロローグ  逆襲
第1部     傷つく山々
第2部     老いる里山
第3部     さ迷う獣
第4部     海からの警告
第5部     崩壊する林業
第6部     緑の財産
第7部     ケニアへ
第8部     クマとの約束
エピローグ

里山に生きる

直言 豊かな森のために

とやま幻の生き物たち

シンポジウム

変だぞ山が  「沈黙の森」徹底トーク

ワンガリ・マータイさん  インタビユー

あとがき

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     連載記事をあらためて読み直して感じたことは、山村の過疎化 高齢化 無人化、間伐など手入れされない森の増加、国産材木と輸入材木の価格差など 根の深い問題があるということだ。
林野庁など役人の意見は、環境税を導入しその税収の内から2000億円を現在2500億円の森林整備予算に追加投入すれば、温室効果ガス排出量の6%削減のうち 3.9%を 森林で吸収するという目標は達成できる、という話だが、林業従事者の高齢化・後継者不足の中で、予算を倍にしたら若者が集まって林業従事者が2倍になり平均年齢も半分になる とは想像しがたい。
     なるほどと思ったのは、223ページのフリージャーナリスト 田中淳夫さん(奈良県生駒市)の意見だ。 里山は人間の営みがあってこそなりたつシステムだ。 「 炭焼きなどのために一定量の木を切ることで林に光が入り下草も生える。 保護を訴えても里山は守れない。 いかに活用していくかという視点が求められる。 ボランティアの存在は重要だが週末1日の作業では専業農家の1/7以下の作業量しかない。  ボランティアの力で里山の環境を維持しようと考えれば、専業農家の7倍以上の人数が必要になる。 善意だけでそれだけの人を集めるのは難しい。  無償の行為は長続きしないが 『そこそこもうかる』のなら人が戻ってくる可能性がある。」  人間は そういうものだろうと思います。 「これから輝く田舎暮らし」をテーマに 「とやま自然元気大学特別フォーラム」を企画・開催された方も 多分そのような考え方で 定年退職者や学生や女性グループで 田舎で集団で農業や炭焼きや林業をやってみようという人を応援する企画であったのであろうと ようやく気づきました。  
石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞が 今回授与されたのも、時宜にあった企画であり提案の方向であったからであろうと理解しました。


参考ホームページ  :

北日本新聞社 http://www.kitanippon.co.jp/

牡蠣の森を慕う会 http://www.alpha-p.gr.jp/hatakeyama/hatakeyama1.html  

都市と農山漁村の共生・対流推進会議(オーライ!ニッポン)
                   http://www.kyosei-tairyu.jp/
富山大学       http://www.u-toyama.ac.jp/jp

早稲田大学     http://www.waseda.jp/

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この記事へのコメント

宮城県 水山養殖場
2010年07月08日 15:48
宮城県 水山養殖場(代表 畠山重篤、牡蠣の森を慕う会)と申します。代表、代表著書に関してコメントいただき誠にありがとうございます。このたび畠山重篤エッセイブログの掲載を開始いたしましたのでご案内いたします。ご覧いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。(水山養殖場WebStore HP管理者)