「「世界史が伝える日本人の評判記  その文化と品格」中西輝政 監修(中経文庫)」読みました!

  「世界史が伝える日本人の評判記  その文化と品格」中西輝政 監修 「書かれた日本」文献研究会 著(中経文庫)を読みました。
ここ数百年の間に日本を訪れた外国人の日本印象記を辿ることにより、日本と日本人の本質について、外部から見た具体的な解答をまとめようとした本だ。

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  本書で取り上げているのは、1543年(天文12年)の種子島への鉄砲伝来、1549年(天文18年)のザビエル鹿児島上陸から始まり、1986年(昭和61年)のレヴィ=ストロースの文化人類学講義まで、約440年間の文献だ。

  本の目次は、以下のとおり。

監修者のことば

この本のあらすじ

来日者略年表

Ⅰ  知的レベル・教育水準の高い日本

Ⅱ  精神性を重んじる日本人

Ⅲ  優れた伝統・芸能

Ⅳ  美しい自然と豊かな感性

Ⅴ  日本の独自性

あとがきにかえて-----「美しい国」の条件


    特に印象に残ったのは、日本語の「アリガトー」「スミマセン」「カタジケナイ」についてのルース・ベネディクトの分析だ。

「アリガトー」  「有り」+「難い」めったにないこと・容易でないことを、恩として受けた心苦しさと感謝の表現である。
Oh,this difficult thingの意味である。

「スミマセン」  人からプレゼントや行為、恩を受けて、後ろめたい気持を謝る表現である。
Thank you.  I’m  grateful.もしくは I’m sorry. I apologize.の意味である。
  
「カタジケナイ」 大きな恩を受けたことに強く感謝する表現であり。最近は使わない。


    また日本画に見る日本人の好みについての科学者アインシュタインの分析も興味深い。
日本人は、フォルム(形)を喜ぶ目を持った人間であり、出来事を倦まずに芸術的に抽出して、それを様式化した線に変える。リアリズムの意味での自然の模写は日本人にはなじめず、また感性的なものを宗教的に疎隔するということにも無縁である。日本人は明晰性と単純な線を何よりも愛好する。

    これからの日本と日本人が、美しかった国、美しかった国民に復活するためのヒントを与えてくれる本だと思いました。




参考ホームページ :


中央経済社   http://www.chukei.co.jp/


高瀬事務所  http://www.e-adviser.jp/tmitakase/




世界史が伝える日本人の評判記―その文化と品格 (中経の文庫 か 10-1)

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