「「我的日本語」リービ英雄(筑摩書房)」読みました!

    「我的日本語」リービ英雄 著(筑摩書房)を読みました。
リ-ビ英雄さんは、1950年11月カリフォルニア州生まれの日本文学研究者、作家。法政大学教授。

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   本の目次は。以下のとおり。  

第一章  はじめての日本語

第二章  「万葉集」の時代

第三章  日本語とアイデンティティ

第四章  幻の大陸   

第五章  9・11を語る日本語   

第六章  言葉の歴史を意識して

  あとがき  




   英語を母語としながら日本語で作品を書くことで、日本語の書き言葉のもつ緊張感と 漢字仮名交じり文を発明し独自の書き言葉を作った日本語成立の歴史を 体験・体現した作家が、日本語の持つ魅力を探った自伝的日本語論でした。

P69    東の野にかぎろひの立つ見えて かえり見すれば月傾きぬ(柿本人麻呂)

P77    田児の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 不尽の高嶺に雪は降りける (山部赤人)

P170   島々や千々にくだけて夏の海   (芭蕉)

   日本語の歴史には、最初から映像的なことばの使い方があった。1300年も続く日本語の流れから表現を汲んで、日本のことだけでなく世界のことを書くことで、新たな日本語が生まれる。異言語に身をさらすことによって、新しい表現が生まれ、新しい文学が生まれる。
   万葉集が成立した頃の、万葉仮名で日本語の作品を表現した頃の作者の緊張と興奮がよく解る本でした。
日本語で 中国の人が中国の世界を描いたり、イランの人がイランのことを描いたりする時代が来たということは、日本語による新しい世界を、日本人も外国の人も知ることのできる時代が来たということであり、日本語によって世界が変わっていく 面白い時代になってきたと思いました。



参考ホームページ :

リービ英雄    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%93%E8%8B%B1%E9%9B%84   

筑摩書房     http://www.chikumashobo.co.jp/

エクリチュール  http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%AF%A5%EA%A5%C1%A5%E5%A1%BC%A5%EB 

スノビズム   http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%CE%A5%D3%A5%BA%A5%E0

アイロニー   http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%A4%A5%ED%A5%CB%A1%BC

デカダンス   http://kotobank.jp/word/%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9

角川ソフィア文庫   http://www.kadokawa.co.jp/bunko/series_15.html  

角川学芸出版     http://www.kadokawagakugei.com/   

万葉集      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E8%91%89%E9%9B%86

大友家持    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%BC%B4%E5%AE%B6%E6%8C%81

 
高瀬事務所  http://www.e-adviser.jp/tmitakase/




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